偏見の心理学→ 偏見チェックの心理テスト

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「年寄り=ぼけ」偏見で高齢者はボケやすくなる

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」

「年をとるとぼける」と思う年寄りは、ぼけがちになる

偏見の心理学→ 2009/04 EurekAlert Think memory worsens with age? Then yours probably will

 「高齢者は記憶力が良くないものである」とみなす高齢者は、そうみなさない高齢者よりも、実際に記憶力テストの成績が悪い傾向が見られた。

・「高齢者は記憶力テストの成績が良くない」という話を聞かされた
・「高齢者は差別され嫌われている」と感じる状況に置かれた
このように、特定の状況で否定的な高齢者ステレオタイプについて惹起すると、高齢者の能力は萎縮してしまい、じゅうぶん発揮されなくなるのです。

 逆に言えば、高齢者に対する偏見を受けてない/持っていない高齢者は、本来の能力を発揮できるわけです。

 なお、この偏見によるネガティブな影響は、高学歴の高齢者で特に顕著に現れました。

※ 2011/11 【日本語記事】BioToday
 老化で記憶が悪くなるとの思い込みが高齢者の記憶を妨げうる

「先入観、暗示、思い込み」


 性差別や人種差別とは違って、高齢者に対する差別=「高齢者差別」は、ほかならぬ自分自身の将来に対する差別である、という面白い事実があります。
 老人に対して十把一絡げにネガティブに「高齢者差別」思考をなさる人は、自分の老後をネガティブな方向に押し下げている。

「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」


 自分は将来どんな人間になるのか。
 思い込みで自分と自分の将来を縛っていませんか。

 この現象を敷衍すると、

・障害を持つ人間は**である
・出世をした人間は**なヤツに違いない
・貧乏な人間は**だから貧乏なんだ

これらの自分がその立場になる可能性がある立場への思い込み(ステレオタイプ)を抱える人は、そのぶん、自分の将来を傷つけ萎縮させている可能性があるわけですね。

 ステレオタイプは諸刃の剣。
 相手のことも縛るし、自分自身も縛られる。

 「物事を多面的にとらえる余裕」を持つ訓練を重ねていると、なんぼか縛り縛られからは自由になれるそうですよ。

「先入観、暗示、思い込み」

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あなたは差別を感じると浪費するタイプ?

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差別のコストはこんなところに

「嫌な思いをするくらいなら、もっと代価を支払いますよ」
偏見の心理学→ 2011/10 EurekAlert Study finds minority consumers will voluntarily pay more for goods and services to assert status
ステータスと人種と代価:人種的地位と自発的支払いの研究

まともな扱いをされないのは人種差別のせいなのか!的な不安を感じた黒人は、白人の客よりもっと支払うことによって、まともな扱いを確保しようとなさいました。

扱いが悪くても人種差別について想起しなかった黒人さん、普通に良いサービスを受けたと感じた黒人さん、被差別対象ではない白人さんでは、よけいに多額を支払うような行動は見られませんでした。

カリフォルニアのマーケティング研究者曰く、「黒人差別にかぎらず、差別扱いによって十分なサービスや商品を得られないのだと判断なさる人は、正常な状態の確保のために、普通より多くを支払ってもよいと判断しがちになるんだと思いますよ。」

なお、黒人であることに強いプライドをお持ちの黒人さんは、人種差別を感じると逆に支払う代価を減らす「そんなもんにカネを払えるか」方向のリアクションをなさるそうです。誇りが心の強さを与えているのでしょう。


「先入観、暗示、思い込み」


uhee 心の機微は大変難しい。

 「東北人だから差別するのか」
 「キズがあるからこんな扱いか」
 「年寄りだから馬鹿にするのか」

「**だから差別するのか!」と解釈してしまうと、高額支払ってでも埋め合わせようとする。
 差別観によって、このような形で人生のコストが違ってきてしまうとは。
 しかもそれが、下手すると、本人の心構えしだい!?

 差別に心でうちかてない場合、そのぶん資力で埋め合わせようとする?
 差別を誇りではね返せる場合、心と態度でけじめを付けられる?
 うわー。難しいですね・・・。

●金銭的代価


 コンプレックスをお持ちのあなた。
 コンプレックスを、プライドに変換できますか?

  (いや、そういう問題か???ase

「先入観、暗示、思い込み」

こんな脳の生徒は「算数苦手」偏見に克つよ

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」


数学苦手の暗示に打ち勝つ機序を、生徒の脳に見た

偏見対策の心理学→ 2011/10 EurekAlert Brain study reveals how successful students overcome math anxiety
 集中力やネガティブ感情を司る前頭葉や頭頂葉の活動と、学生の数学恐怖症に強い相関があることが脳スキャンでわかるよ

 自分の中の不安や感情をコントロールできる子は、算数の成績が良くなります。
 先生は生徒に、算数にとりかかる前の「心を整える」すべを教えて上げるといいでしょう。


「先入観、暗示、思い込み」


「苦手だ」思い込みは、発揮できる能力を萎縮させます。
「苦手だ」の思い込みが解消されると、点数は伸びます。
 科学に佇む心理学→ 『偏見の影響で成績が下がる:不安を解消すると成績が良くなる』

●先入観、暗示、思い込み


 算数の成績がらみで、ちょくちょくこんな意見に出くわします。
 「女子は算数苦手偏見で萎縮しやすいし、男子は男子だけで数学やったほうが伸びるから、男女別教育にしろ」
 いやいやいや。
 男女別教育をすると、「男女の違い」という偏見(硬直したものの見方や考え方)が温存されたままになる。
 男女別教育で育った場合、のちのち社会に出たときに、男女混成の世の中をうまく渡っていけるでしょうか。

 環境を男女別教育にして個人を訓練せずにやりすごすよりは、個人に不安解消&偏見解消のスキルを身につけさせて男女混成で教育するほうが、実際の成績にも、その後の人生にもプラスになる、なりますよね?

 科学に佇む心理学→ 『多様な子と組めば、子どもは伸びる』
 科学に佇む心理学→ 『男女別教育だと、性差別観に染まりがち』

ehe 一説によると、自分の中の感情をコントロールする「瞑想」訓練あたり、数学不安の克服に良いそうですよ。

 科学に佇む心理学→ 瞑想の科学:メディテーションで脳レベルアップ

「先入観、暗示、思い込み」

偏見の影響で成績が下がる!

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」

ステレオタイプが自己評価や学習能力に及ぼす影響

偏見の心理学→ 2004/12 American Psychological Society Stereotypes can impact self-assessment and learning ability

「**な人は○○だ」のような先入観や暗示に影響されやすいマイノリティでは、自己の能力を過小評価しがちになる傾向が観察された。
 もとよりマイノリティは「能力が低い」暗示に晒されているので、むべなるかな。


「先入観、暗示、思い込み」


tear_flow ネガティブな偏見の対象になっていると、能力が十分発揮できずネガティブな結果…という悪循環。

 上記調査では「黒人」のケースを対象にしていますが、同様の現象は「女性」「高齢者」などでも広く観察されます。

「先入観、暗示、思い込み」


■ 女性差別で成績が下がる

数学の試験、女は女だけで受験させると成績が良くなる。
 男性との混合で受験させると、男が多いほど女性の成績はかんばしくない結果になる。
 偏見が与える暗示効果のせいか
2000/09 Brown University  Women Perform Better In Math When Tested Without Men

「女は数学ができない/女は女らしいほうがいい」と思い込んでいる女ほど、数学がダメになる
2007/01 EurekAlert Implicit stereotypes and gender identification may affect female math performance
 暗黙のステレオタイプとジェンダー自認は、女性の数学能力に影響を及ぼすっぽい

偏見が引き起こした数学不安は、女子の数学以外の成績までむしばんでいく
2007/05 EurekAlert Stereotype-induced math anxiety undermines girls' ability to perform in other academic areas

娘が数学苦手なのは父親のせいだったのか!?
2007/06 ScienceDaily How Dads Influence Their Daughters' Interest In Math
 親が「男はできて当然、女に数学は無理」と才能をくじいている
 特に父親が持つ偏見が強いほど、影響は甚大

 偏見が、思い込みが、女子の進路をダメにしていく。

「先入観、暗示、思い込み」


■ 人種差別で成績が下がる

アジア系の男性と白人男性を用意して、「アジア系の男のほうが数学が得意だ」という暗示をかけると、白人の男は数学ができなくなりますぞ
2006/10  Mixing Memory : Gender, Math, Stereotype Threat, and Testosterone

少数民族の英国医学生が試験で成績不振なのは、心理的な『ステレオタイプ脅威』現象が影響しているっぽい
2008/08 medicalnewstoday 'Stereotype threat' could affect exam performance of ethnic minority medical students
『ステレオタイプ脅威』が、少数民族医学生の試験成績に影響を及ぼす恐れ.


「先入観、暗示、思い込み」


■ 高齢者差別で成績が下がる

高齢者という呪い
 「年寄り」というキーワードだけで本来の能力が発揮できなくなる
2006/07 New York Times A 'Senior Moment' or a Self-Fulfilling Prophecy?

 別の調査では若い人でも、年寄りについての思考をさせてみると、ひとしきり何やら行動や思考がヨボヨボしてしまう傾向が見られるとのこと。

 いわゆる 『自己成就予言』 (もしくは自己充足的予言 )の暗示効果にも該当します。
 暗示や思い込みや感情によって、暗示のほうに行動が引っ張られてしまう。

科学に佇む心理学→ 『自己成就効果という呪い』  暗示で上下する知能指数
運転が下手だと言われた女性は、よけい運転が下手になる
2008/03 ABC@オーストラリア Stereotype stuffs up women's driving
 ステレオタイプが女の走りをダメにする


「先入観、暗示、思い込み」


 これを敷衍すれば、

親のセリフ「この子はデキが悪いから」
自分の思考「彼にかなうわけがない」
先生の言葉「そんなんじゃ落ちるぞ」

ネガティブ暗示によって、発揮しうる能力が損なわれることも予想されます。
 科学に佇む心理学→ 『偏見(先入観)が数学の成績を下げる』
自信しだい
 数学が不安だと、成績もがた落ち
2007/02 Discovery Math Anxiety Drains Brain Power
 数学不安は、脳力を消耗させる

不安で数学がダメになるそのわけ
2008/12 EurekAlert When 2 + 2 = major anxiety: Math performance in stressful situations
 ワーキング・メモリがヤバヤバになるからです
 ストレスの多い状況での数学の成績を調べてみました

●算数の成績

2006/09 【日本語記事】Science日本版 人種、ステレオタイプ、そして学校の成績 【PDF】 Race, Stereotypes, and School Performance
 成績不信を招く偏見・差別・思い込み
 ネガティブなステレオタイプに属する人は、悪い成績によってそのステレオタイプが確証されるのではないかと不安を抱くことがある。この手の不安ストレスがひどい場合、それが原因で成績が低下する可能性がある。
2006/08 EurekAlert Racial achievement gap narrowed by sterotype stress reducers, says Colorado U. professor
 不安解消の作文を書かせてから試験を行うと、そのネガティブ効果が解消されて成績が伸びるんです。

※ 偏見に左右されやすい人で、成績への影響が大きく出る。
 偏見の暗示が解消されている人では、もともと成績への影響は少ないわけです。


「先入観、暗示、思い込み」


 小学校の一年生。学校に上がってしょっぱな、授業の第一印象はどんなだったでしょう。
うまくできない経験が、うまくできなくさせる
2008/10 EurekAlert New study explores social comparison in early childhood
 同じ作業でおともだちよりうまくできなかった(という経験をさせられた)子は、自尊心が低下する上、その後の同じ作業で成績が悪いまんまになってしまう

 早生まれと遅生まれで生じる能力差なのに、「ボクはできない!」と自信の差が刷り込まれたりする。

 これまでに学校の授業パターンに近い経験をしたことがなかった子は、初めての学校体験で「ボクはできない!」と打ちのめされたりする。
 科学に佇む心理学→ 『初めての学校でお子さんが困惑する子育てパターン』

 お子さんに、成功体験をさせてあげてますか?blueflower

「先入観、暗示、思い込み」


おまけ:「女子は数学ができてあたりまえ/優良な女子は数学ができなければならない」という社会では、男子より女子が、数学が得意。




平等主義者が偏見を持っていると悲惨

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」

人道主義者が貧者に冷たくあたるとき

偏見の心理学→ 2007/07 Humanitarians, You're Not As Generous As You Think

貧困の原因を「怠け者だから貧しいのだ」的にみなす人は、あまり貧者を救済しようとはしない。
「貧困は、めぐり合わせが悪かっただけであって、その人のせいではないのだ」と考える人は、心が広く、チャリティにも積極的。

貧者に対して差別観(一緒くた扱いの上、ネガティブに評価する)を持っているか否かで、そういう違いがあるだろうことは簡単に思い至れるだろうけれど・・・

興味深いことに、この差は、人道主義(Humanitarian 博愛主義)や平等主義を自認なさっている人々で、特に顕著に現れるんですよ。

人を4つのタイプに分けてみました。
・世の中の格差や差別はいけない!
  ┗「貧困は本人のせいだ」と考えるタイプ
・世の中の格差や差別はいけない!
  ┗「貧困は恵まれていなかったからだ」と考えるタイプ
・あんまり人道や平等に固執しない
  ┗「貧困は本人のせいだ」と考えるタイプ
・あんまり人道や平等に固執しない
  ┗「貧困は恵まれていなかったからだ」と考えるタイプ

それぞれに、貧しい人への寄付をお願いしてみたところ、
貧しい状態にある人に対して最も冷たい態度をとったのは、
 「貧困は本人が怠けているからだ」
とみなす平等主義者さんたち
でした。

直感的にわかりづらいよと指摘いただきましたので、図の表組みにしてみました。
      ↓
  偏見の心理学

Christina Fong, "Evidence from an Experiment on Charity to Welfare Recipients: Reciprocity, Altruism and the Empathic Responsiveness Hypothesis." Economic Journal. July 2007, 117(522), pp. 1008-1024. 【PDF】 .

「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」


uhee 最近のテレビ番組は、妙に「生活態度が良くない生活保護受給者」事例を多く紹介していませんか?
 以前は「生活保護受給者は社会的に恵まれない状態に置かれて困窮し・・・」という論調が多かったのに、今では「生活保護受給者には働く気もなく税金でうまい汁を吸ってのうのうと暮らしているものが多い」パターンが目立つ。
 この論調の変化はいつからだろう。

 社会がいよいよ困窮してくると、互いの連帯感が薄くなり、「うかうかとしていると誰かにまんまと搾取されてしまう!」的なギスギス感が蔓延してくるんだそうです。
 メディアが「生活態度が良くない生活保護受給者」を紹介したがるのは、もうこの日本の世の中がそれほどの「ギスギスの疑心暗鬼あたりまえ」レベルにまで堕ちてしまっているということなんでしょうか。

所得格差が大きくなるほど、人々は「他人はすきあらば搾取しようと狙ってくる」と考えるようになる。

 〜リチャード・ウィルキンソン
 『格差社会の衝撃 不健康な格差社会を健康にする法』


「先入観、暗示、思い込み」

偏見持ちの人の成績を下げるコツ

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偏見感情に駆られた人は脳機能が一部麻痺する

偏見の代価
偏見の心理学→ 2003/04 The price of prejudice: Interactions with minorities can sap mental capacity

特定の人種に強く差別的感情を抱く人を、その差別対象の人と同席させると、思考に大事な脳の「実行機能 executive function」の働きが、速攻で低下した。
いきおい、直後におこなった頭を使う難しいテストの成績も低下。

対照的に、差別対象ではない人と人種差別について意見を交わしただけの偏見持ちさんは、べつだん精神機能の低下もなく、テストの成績が悪化する現象は発生しなかった。

どうやら、差別している人種の人を目の前にすると、嫌悪をあらわにするから、ではなく、相手に対する嫌悪感情を抑えこもうとして(この場合、相手は見知らぬ人だからね)脳のパワーが手一杯になってしまい、「実行機能 executive function」への脳力配分がヨワヨワになってしまうらしい。

この、何かを抑えこもうとして「実行機能」がヘトヘトになる現象は、「食欲を抑えこもうと懸命になったダイエット中の人」でも発生するのですよ。


「先入観、暗示、思い込み」


yaro 目前に控えたテストで、ライバルの成績を下げたいとお思いのアナタ。
 ライバルは、何かに対して差別感情や嫌悪感を抱いていたりはしませんか。

 ライバルが、女子に対して差別感を持っているなら女子を、大阪人を差別しているなら大阪弁の人を、土建の人が嫌いなら土建の人を用意しましょう。ライバルとは面識のない人がベストです。
 テストの直前に、通学バスの中でも、学校の校門でも、校内の廊下でも、その「見知らぬ差別対象者」と会話をさせるのです。すると、ライバルの頭の中は、嫌悪感を抑えこもうとしててんやわんやの過熱状態になります。なにせ「感情」というやつは、そんじょそこらの理屈ではとうてい押さえ込めるもんではありませんからね。
 頭ン中がヘトヘトになったライバルは、とうていベストではない状態で、試験問題を解くハメになってしまうでしょう。

「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」


 ライバルが、何に対しても特に偏見や差別感情は持っていないのであれば、残念ですが、あきらめてください。弱点はありません。
 そのライバルさんは、誰からも尊敬され将来を伸ばされるべき、すばらしい人なのですから。

   cuteangel

「先入観、暗示、思い込み」


 **人が嫌いなあなた、重要な商談や大事な試合で失敗したのは、その嫌悪感情のせいかもしれませんよ。

「先入観、暗示、思い込み」

異なる立場の親友がいる子は成績が良い

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」

異人種の親友を持つ子は成績がよい

偏見の心理学→ 2008/04 Test Scores Go Up with Best Friends of Different Race

マイノリティのお子さんを調べてみると・・・
異なった人種の親友をお持ちのお子さんは、おしなべて学業成績が明らかに優良。
(2002年アメリカ、1万3134人の高校生データを解析)

黒人系やヒスパニックの子は、親友が異人種の場合、同じ人種の親友を持つ子に比して算数と読み書きが優秀。
アジア系の子で異人種の親友を持つ子は、読み書き能力が秀でる。
ネイティブアメリカンで異人種の親友を持つ子は、算数が良い成績。

 それぞれの文化は、それぞれに異なるものの見方を持っている。
 彼らは異文化から良い思考の栄養をもらっているのだろう。


「先入観、暗示、思い込み」


●逆に言えば、違う立場の子とつきあうのが苦手な子は成績が悪い。
 似た者とばかり付き合う状態では、成績に影響を及ぼしてしまうほど、考え方が硬直化してしまうのかも。

●もうひとつ、ストレスの影響も考えられます。
 上の調査はマイノリティが対象。マイノリティは差別扱いの暗示ストレスで成績が悪化する事例が多い。

参照 科学に佇む心理学→ 『偏見ストレスが成績を下げる』
   ┗女子は算数が苦手、老人はボケ、などの暗示で簡単に成績は上下する

 マジョリティの立場にある親友を持つマイノリティさんは、その偏見ストレスが解消されているのではないか。
 「**な人たちは自分を差別しているに違いない」的な心理的くびきから、ある程度解放されているのではないか。だから成績が伸びるのではないか。

「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」


お子さんの親友はどんな子ですか。
障害を持つ子は、健常者の親友をお持ちでしょうか。

参照 科学に佇む心理学→ 『多様な子がいる環境で育つ子は、伸びる』


「先入観、暗示、思い込み」

まずいクラス分けは子どもを伸ばさない

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」

多様な子と組めば、子どもは伸びる

●特定の層だけが通う学校で学んでいると・・・社会でうまくやる能力が伸びない?
偏見の心理学→2008/08  Campus diversity important predictor of interracial friendships
学校内に人種や民族の多様性が高いと、交友能力がアップします
特にマイノリティは、白人より友情多様性が高めになるんです

●多様な生徒が通う学校は、子どもの社交能力を向上させる
偏見の心理学→2008/07  Diversity in primary schools promotes harmony
特定の層の子だけが通っている学校は、お子さんの対人能力を伸ばしてくれないっぽい
小学校のクラスメートの構成内容は、児童が異なる立場の人たちと仲よくやっていけるかどうかの能力に大きく影響する
マイノリティが多く通う学校の生徒さんは、友達とのケンカも少なく、人に対する偏見もあまり見られません


「先入観、暗示、思い込み」


 人生の初期に経験する社会生活(家族以外の多様な人たちと交際しなければならない場=小学校など)は、その後の人生に大きく影響を及ぼします。他者に対する働きかけの是非や、自分が何に対してどのくらい有効であるのかの、世界観の刷り込みが深くなされます。
科学に佇む心理学→ 『自分の将来に刷り込まれる社会観の妙』

 ろう学校、朝鮮学校、特殊学級、成績別クラス、エリート校・・・悪く言えば純粋培養? 隔離されたようなシステム環境が、対人能力や世界観に影を落としてしまってはいないか。

 クラスにさまざまな所得階層のお子さんはいますか。
 クラスにさまざまな成績のお子さんはいますか。
 クラスに障害を抱えるお子さんはいますか。
 クラスに異国文化のお子さんはいますか。

 いない場合、お子さんの中に偏見が育っていたりしませんか。

「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」


 昔の学校は、班活動というものが盛んだったんですね。デキる子もできない子も一丸となって、お互いに補助し合いながら、より高い目標を目指していく。一番うまくやれない子も含めてみんなで交互にサポートしあって何かを完成させるって、すごい体験なんです。
 最近は、この班活動(グループワーク)が下手な子が多いらしく、社会に出てからえらい苦労なさるんだそうな。社会は、多様な人たちとなにがなんでもうまくグループワークできていかないと、どんどん落ちこぼれちゃう場所。
 企業はどんな人間ともうまくやる人間を求めている。班活動(グループワーク)がヘタだと、これはかなりのハンデ。

 教育する側や世話する側は、均質な子だけ集めて扱うほうがラクなので、階層分けを奨励しがちになるらしい。長い目で見た将来性ではマイナスであっても。
 学校教育の場は、将来の実社会を反映したルツボの場所になっていますか。
 まわりが似た立場の者で固められている環境で育つ子は、社会に出てからうまくやれそうですか?

科学に佇む心理学→ 『階層分け教育は子どもに逆効果?』
科学に佇む心理学→ 『男子校、女子校、性差別が強め』
科学に佇む心理学→ 『違う立場の子と親友になれる子は成績が良い』

 グループワークは、中位値よりも下の子の成績を上げる働きをします。つまり全員100人だとすると、50番目よりも下の子の成績を上げるんです。逆に、能力別クラス分けには、中位値より下の子の成績を下げる機能があります。
 能力別クラス分けでは、中位値より上の子たちの成績もさして伸びません。人間関係の中でたがいの存在を承認し合うことによって動機づけられる経験が失われる。つまりエンジンがなくなるんです。

 〜宮台真司 ●本リンク削除『父として考える』

 現在のところ最も目覚ましい介入法のいくつかは、「協同学習」という名前で呼ばれている。これは、生徒が小さなグループで一緒に取り組み、互いに助け合って一つの教材を学ぶという授業法だ。この方法はどんな課題にも使える。グループが目的を達成させるには、全員がそれぞれの役割を果たさなければならない。

 「ステューデント・ティームズ・アチーヴメント・ディヴィジョンズ(STAD)」という方法では、生徒たちが四人のチームに割り振られる(習熟度レベルや民族で混成チームとすることが多い)。生徒は一緒になって教材に取り組み、そのあとに一人ひとり評価される。
 とくに優れていた方法が、一人の生徒がもう一人の生徒に教え、次に役割を交代するという、「ストラクチャード・ダイアッド」法だ。この方法にはさまざまな種類があるが、報告されている効果量はいずれも極めて高い。

 〜ニスベット ●本リンク削除『頭のでき 決めるのは遺伝か、環境か』 p92


「先入観、暗示、思い込み」

ネット喧嘩に見る先人の知恵と作法

カテゴリー「偏見の心理 トリビア」

 前世紀の、インターネットもなかった頃の大昔のパソコン通信時代から、このような戒めは諸所で言い伝えられてきています。
お互いに守るべき論争の作法

偏見の心理学→ 2004/06 トンデモのパターンと対処法

●批判は100%正確であることを心がけよ。
 カッとなったまま間違いを含む内容の反論をしてしまうと、そこからあらぬ方向に論点がずれこんで延々収拾がつかない泥沼に陥ったりする。

●感情にかられた反論は、速攻返信すべからず。
 一歩踏みとどまって、丸一日なり充分頭冷やして推敲してから、発信すべし。

●相手の論拠は正確なものなのか、できるだけ確認はすること。
 お互いに間違った論拠をめぐってワイワイするのは時間の無駄。

●再起不能なほど相手を打ちのめせばいいというものでもない。
 適量以上の禍根を残すと、それは人生にプラスにはならない。
 別のものの見方、別のよりよい方法の取り方を示し、選択肢を差し出すのが吉。


「先入観、暗示、思い込み」


eely脳の「不安回路」の活動が活発になると、「あがき回路」がオンになります。
 あがくんです。「何かをして不安状態から脱出したい!」と、とにかくのんびりできなくなる。

 「不安回路」をオンにする要因は、実際にそこに存在する危機であることもあれば、伝聞情報による「煽られた不安」であることもある。さらには、日常のさまざまなストレスでむやみにオンになることもあれば、下手すると脳腫瘍で回路に不具合をきたして「超不安」になったりすることもある。

 いっぽう、ヒトの「安心回路」は、良い人付き合いで活性化します。
 「安心回路」が動かないと、「不安回路」が活性化して、安心を求める行動をするようあがかせたりします。

 残念なことに、不安の原因と「こうすれば不安がなくなるんじゃないか」のあがきは、うまく結びついていないことがままあるのです。

 父さんと母さんがあんなに仲が悪いのは、私がいい子じゃないからだ・・・
 世の中の景気がこんなに悪いのは、官僚が私腹を肥やしているからだ・・・
 身体の具合が急に悪くなったのは、●●産の魚介類を食べたからだ・・・
 ●●国の連中さえいなくなれば、世の中は良くなるんだ・・・

「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」


 特定の考えに固執して、ほかとのバランスを取る余裕が無い状態に陥っている人は、自分が処理できるキャパシティ以上の不安にさいなまれていたりします。
 その「自分は安全ではない」感は、本人が目の敵にしているソレが本当に原因なのか。なにか間違った対象を、不安逃れのあがき対象にしてしまってはいないか。

 自分が処理できるキャパシティ以上の不安を解消してくれるような、良い仲間に恵まれてはいないのか。
 不安を煽る仲間に囲まれているのではないか・・・
 誰も助けてくれない環境にいるのではないか・・・

 ちょっとそこを頭の隅に置いて、おもてなしをしてあげると、何か余裕が生まれるかもしれません。

「先入観、暗示、思い込み」

嫌いな相手の苦しみは感じなくなる

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」

イヤなヤツには同情しない

偏見の心理学→ 2011/10 EurekAlert We discount the pain of people we don't like

 ヒトは、好きではない相手が感じる痛みのことを軽視する。

 医療現場のシチュエーションで調べてみました。
 あまり好かれていない患者さんは、疼痛の強度を軽く見積もられてしまい、痛みや苦しみにあまり同情してもらえないんですよ eely


「先入観、暗示、思い込み」


■ 人間的な心のスイッチオフ

o 誰かがケガをしたとき、誰かが病気になったとき、誰かが悲嘆に暮れているとき、人間の心は、その誰かに対して「共感」して「同情」して「なんとかしてあげたくなる」スイッチが入るような仕様になっています。

 ただし、そのスイッチは、相手が好感の持てる対象であるときだけ。
 いやなヤツ、嫌いな奴、憎い相手に対しては、同情スイッチは作動しなくなります。いじめ、敵への攻撃、そして差別行為で相手を貶めるとき、相手の苦しみに共感せずに、ヒトは残虐な行為を行います。いわゆる「非人間的な行為」ですね。
 逆に言えば、「同情して優しさを見せる存在が、人間的なのである」ということでしょうか。

「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」


■ 逆境で苦しみは倍加する

 「痛み」とは、定量的に計測することが大変難しい感覚です。
 痛みを与える刺激の量が同じであっても、感じる本人の心の状態しだいで「まったく痛みを感じない」から「なんでそこまで苦しむの!?」まで、大幅に痛みの強さが異なってくるのです。

 特に、「不安」は痛みの苦しみを増幅させることが知られています。.

科学に佇む心理学→ 『痛みに弱いのは男か女か科学者か』
 ┣ 痛みは不安で倍増する。
 ┣ 疼痛は、見る人の眼しだい。
 ┗ 同じ程度の刺激であっても、誰かのせいで被った痛みはやたら痛い

「先入観、暗示、思い込み」


 さて。
 病気やケガで弱った状態に置かれた患者さん、病院なり家なりで看護される必要があるのに、世話してくれる人に嫌われていたら!?
 差別されている状況で苦境に陥ったら? 差別・非差別関係にある者が介護の現場に置かれたら?

 嫌っている相手は、痛みや苦しみを軽く見積もってくれる上、あまり同情もしてくれない。
 嫌悪(偏見)が強いと、お世話どころか、相手の一挙手一投足が攻撃行為にも見えてくるでしょう。

 苦しみは倍加するでしょう。
 肉体の痛みも、心の痛みも。

「先入観、暗示、思い込み」



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