偏見の心理学→ 偏見チェックの心理テスト

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成績を伸ばす信念、成績を伸ばさない偏見

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」

「頭の良さは努力しだいだ」と考える生徒はよく伸びる

偏見の心理学→ 2007/02 EurekAlert
Students who believe intelligence can be developed perform better

中学生の数学の成績、「努力すれば伸びる」と考える子は、「頭の良さとか、努力しても変わんないじゃん無駄じゃん」と考える子より、実際よく伸びる。

その1『12歳時点の中学生373人を2年かけて調査』

知性は訓練で高めることができる、とみなす子は、知性は人によって決まっているものだ、と考える子より、成績が良さげだった。
のみならず、「知性は伸ばせる」派の子と、「努力しても頭は良くならないと思う」派の子の成績は、2年間のうちにどんどん差が開いていってしまったんですよ。

その2『数学の成績がかんばしくない12歳91人で調査』

2つに組分けし、一方には「努力しだいで頭の良さは伸びるのだ」と教え、もう一方にはそのような情報は与えずにおいて、数学の補習を行った。
その結果、「努力しだいで伸びるんだってさ」組の子は、「そんな情報知らない」組の子よりも、数学の成績がしっかりアップしたのでした。

Implicit Theories of Intelligence Predict Achievement Across an Adolescent Transition: A Longitudinal Study and an Intervention
by Blackwell, LS (Columbia University), and Trzesniewski, KH, and Dweck, CS (Stanford University).

「先入観、暗示、思い込み」


chitchit 「自己有効感」と言うんでしょうか。
「自分はどうなりうるのか」 その可能性の範囲をどう見ているかによって、自分の可能性が実際に違ってきてしまう、そんな心理、そんな現象ですね。

 自分の人生の可能性を、どうみなしているか。
 「やっても無駄だ」と考えるか、「やればなんとかなる」と考えるか。
 それによって、損得がかなり違ってきてしまう。

科学に佇む心理学→ 「年寄りは衰えてあたりまえ」とみなす高齢者は衰えがち
  ┗ 「老人=ヨボヨボ」とみなす若者は老いてヨボヨボになりやすい

科学に佇む心理学→ 自分の将来に刷り込まれる社会観の妙
  ┗ 高すぎる理想に縛られる子は優等生コースに進む

科学に佇む心理学→ あきらめて生きる人々が作られる場合
  ┗ ベストを尽くさないぶん損をする

カースト的なマイノリティーは、「努力楽観主義」を持っていない。つまり、努力すれば報われると信じていないため、手にできる機会を十分に活用していないことが多い。

〜ニスベット ●本リンク削除『頭のでき 決めるのは遺伝か、環境か』


かつての高度成長期の日本、そして現在急成長中のインドや中国では、「努力さえすれば、素晴らしい未来が開ける」という世界観・将来観の中に人が生きていた/生きている。

ひるがえって、災害と不景気により、おもきし斜陽観に浸潤されてしまっている、今の日本。
「どうせ」「無駄」「先が見えない」「アテニナラナイ」
これらの斜陽観は、実際に暗い将来を呼び込んでしまいうる。

 このことについて、自覚的であれるか否か。
 自覚的に心を御せるか否か。

 強く考えておくべき時節なのではないかと。

「先入観、暗示、思い込み」
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「年寄りは衰えてあたりまえ」とみなす高齢者は衰えがち

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」

「悪化してあたりまえ」という偏見の結果、悪化を看過する

偏見の心理学→ 2006/02 EurekAlert
 Elders' stereotypes predict hearing decline

 高齢者についてネガティブな偏見を持っている高齢者は、その後に耳が遠くなる率が高め。
 加齢による聴力減退には、単純な身体の加齢以上に、社会心理学的な要因も関わっているんじゃなかろうか。

 アメリカ・エール大学で、70歳の高齢者546人を対象に行われた調査:
 まず聴力を検査するとともに、各自「年寄りについて、どんなイメージを持っているか(内面を考慮するか/外見で判断するか、肯定的に評価するか/ネガティブか)」を調査。
 3年後に再度、聴力を検査。

 高齢者について「ネガティブなイメージ」を持ち「外見で判断する」タイプの人が、最も大きく聴力が低下していました。
 = 年寄りに対して悪い偏見を持つ人ほど、「耳が遠く」なっていた。

 「高齢者はヨボヨボでいろいろダメになっていくものなのだ」とネガティブに思い込んでいる人は、「高齢者は知恵高く聡明な判断を下せるようになる」的な肯定的イメージを持っている人より、治療や訓練、生活習慣など、対策や向上のための工夫をせずに、あきらめてしまうからじゃないだろうか。

 聴力が減退すると、自己評価が低下し、人付き合いが疎遠になって孤立を深めたり、うつに陥ったりしかねない。

偏見の心理学→ Elders' Stereotypes Predict Hearing Decline Becca R. Levy

Journals of Gerontology: Psychological Sciences, Vol. 61, No. 2 (March 2006)
偏見の心理学→ Hearing Decline Predicted by Elders' Stereotypes

「先入観、暗示、思い込み」


nuu いわゆる「自己成就効果」ってやつでしょうか。
 「**は〜〜するもんだ。」と思い込んでいると、「〜〜」になることを防ごうという気がなくなる、「〜〜」になってあたりまえだという方向に、ものごとを流してしまう。

 加齢の衰えではない、炎症などの病気による聴覚異常は、早期治療をすれば普通に治せたりします。
 なにか取れる対策があるかもしれないから、聴覚の異常は放置せずに、お医者に相談するなどしてみてはいかが。
 実際、あきらめてない人(高齢者の能力にネガティブなイメージを持っていない人)は、平均してなんぼか聴力が良いと調査で出たわけなんですから・・・。

自業自得
 高齢者差別をする若者は健康にハンデ:長期調査の結果
2009/03 EurekAlert The perils of ageism
 年寄りに対してネガティブな偏見を持つ若者は、のちに心臓病・循環器系疾患に見舞われる率が高い

「先入観、暗示、思い込み」


 この手の「自己成就効果」現象は、社会経済的階層でも頻繁に観察されます。
 下層の方では、このような「はなからあきらめる思い込み」が再生産され共有されまくってたりします。
  ・どうせ出世なんかデキやしないんだから
  ・学校なんか行っても無駄だ
  ・勉強ができなくてあたりまえ
科学に佇む心理学→ 「逆境ストレスと貧困の影響」

 性差別でも、観察されます。
  ・どうせ女子は算数には向いてない
  ・女が大学院なんか行っても無駄だ
  ・女性は理系に少なくてあたりまえ
科学に佇む心理学→ 『偏見(先入観)が女子の成績を下げる』

 はては、兄弟の生まれ順でも、「自分はどうなりそうなのか」の思い込みが強く刷り込まれていたりします。
  ・上の子はデキがいい
  ・下の子は甘えっ子
  ・一人っ子は完璧主義
科学に佇む心理学→ 『自分の将来に刷り込まれる社会観の妙』

 「自分というものは、どういう存在で、どんなふうになっていくのか」
 ここに、何か良からぬ思い込みが刷り込まれてはいませんか。

 「母親という存在は、どんなもので、どんなふうになっていくのか」
 「**さんという存在は、どんなもので、どんなふうになっていくのか」
 「孤児という存在は、どんなもので、どんなふうになっていくのか」
 「韓国人や中国人は、どんなもので、ロシア人とはどう違うのか」
 「日本とは、どんなもので、どんなふうになっていくのか」

想定をせずには生きられないけれど、想定が、将来を生かしもし、殺しもする。
なにに縛られて、想定してしまっているのか。
省みる余裕はありますか?

「先入観、暗示、思い込み」

頭の悪い子は、偏見持ちの大人に育ちがち

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」


低いIQと保守的な信念は、偏見の度合いに相関する

偏見の心理学→ 2012/01 LiveScience
 Low IQ & Conservative Beliefs Linked to Prejudice
 人種差別主義者や偏見持ちさんは、単に馬鹿なだけかもしれません。

 頭の悪い子は、偏見持ちの大人に育ちがち。
 頭の悪い大人は、保守的なものの考え方に固執しがち。

 偏見や保守主義は、往々にして格差を支持し改革を妨げるわけで、低い知能の人々にとって、これは悪循環になってるんじゃありませんか。

●イギリスでの調査:
 1958年3月生まれの子と、1970年4月生まれの子で、10〜11歳時点での知能指数を計測しておいた。
 その子たちが成長して30歳をこえた時点で、保守傾向と偏見持ちの度合いを測定。

質問「母親がフルタイムで働きに出るのは家族にとって良くないこと?」
質問「共に働く人間が異なる人種の人であっても気にならない?」・・・

結果、知能指数が低かった子は、差別的な思考の大人に育っている傾向が出たわけで。
加えて、認知能力がかんばしくない人々では、自分と異なる立場の人との交流が比較的少ないと出た。

頭の余裕が少ない人は、「異なる立場に立ってものを考える」余裕があまりないのかもしれない。

 ・  ・  ・  ・  ・ 
※ なお、この調査結果は「頭が良い人は偏見を持たない/バカはみんな保守主義だ」という話ではありませんので、短絡なさいませんよう、悪しからず。
 あくまで、大勢をむりくり平均して数値にすると「ちょっと多めに、かような傾向が観察される」という話なだけでございます。

偏見の心理学→ 心理学者 Gordon Hodson
 カナダ・オンタリオ州のブロック大学
 Brock University in Ontario

偏見の心理学→ Bright Minds and Dark Attitudes
Lower Cognitive Ability Predicts Greater Prejudice Through Right-Wing Ideology and Low Intergroup Contact
Published online before print January 5, 2012
doi: 10.1177/0956797611421206
Psychological Science January 5, 2012 0956797611421206

「先入観、暗示、思い込み」


 まあ、その。
 前から「頭の悪いヒトは、偏見的なものの考え方に惹き寄せられやすいよ」という話はちょくちょく紹介してきてはいたんだけれど、もろストレートに「偏見持ちさんは単に馬鹿なだけかもしれません」な記事が流れてきちゃいましたよ。
 身も蓋もございません。uhee

 さて、今度は
「この人間は偏見持ちだから、頭が良くない人に違いない」
「この子はアタマが悪いから、保守的なバカに育つだろう」
こんな偏見が、生産されていってしまう可能性は?

 個々人を理解する前に、どんな先入観を当てはめて思考してしまっているのか、日々自覚的に生きていくことができれば、それにこしたことはないのですが・・・。

「先入観、暗示、思い込み」

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