偏見の心理学→ 偏見チェックの心理テスト

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無農薬有機栽培が美味しく感じる理由って・・・

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」

うむ、これぞ「健康ハロー効果」なのだそうな

偏見の心理学→ 2013/03 Organic labels bias consumers perceptions through the 'health halo effect'

 食物に「無農薬栽培/有機食品」とラベルをつけるだけで、味、カロリー、価格の判断がずいぶん変わってくるよ報告。

 同じ「オーガニック」の食品(クッキー、ヨーグルト、ポテチ)に、「有機栽培」と「通常栽培」の札をつけて、食べ比べてもらった。

 「これはオーガニックな製品です」と言われると、オーガニックじゃないと言われた(同じ)品よりも、
   こっちのほうがカロリーが少ないに違いない
   こっちのほうが脂肪分が少なくてさっぱりしている
   こっちのほうが栄養がありそうだ
   こっちのほうが香りもいいし、味も好みだ
   こっちのほうが2割ぐらい高価であっても買うに値する
とみなされた。 実際は同じ製品なのに!wa

 ふだんから、有機栽培の食品とか成分表示とかをしっかり気をつけてチェックしたり選んだりしている人では、このような「暗示でおいしく感じる」的な偏りはあまり出なかった。

 ふだん、有機栽培の食品とか成分表示とかをあまり気にしてない人のほうが、「有機栽培だぞ」的な情報によって判断が影響されやすくなるらしい。



※  ハロー効果とは? - Wikipedia
 ┗ 「ある対象を評価をする時に顕著な特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のこと。」


「先入観、暗示、思い込み」


uhee 「**はきっと良い物だろう」という漠然としたイメージを抱いている人は、そのイメージによって判断がひきずられてしまう。

 つまり、これはもしかして、「高級品に接し慣れていない人ほど、【これは高級品である】暗示でだまされやすい」という事態にも通じる。

■ ワインは味より値段?:「主観的な脳」と快感
 2011/05 【日本語記事】ワイアードビジョン
 被験者たちは常に、「より高いワイン」のほうがおいしいと評価した。


 さらには、「**はかっこよくてステキで楽しくて」的なイメージを広告によって刷り込まれていると、実際の商品よりもその広告イメージの方向に偏った評価や判断をしてしまったりもする・・・
 そう、「無農薬栽培/有機食品」に限らず、何かに対して実態にそぐわない過大なイメージを持っている人ほど、イメージにひきずられた判断をしがちになる。

印象によって、味の判断が変わってきてしまうケースあれこれ。

■ 食物の絵が味覚認識に影響する
2012/03 EurekAlert Seeing pictures of food affects taste perception
 食べる前に高カロリー食品のイメージを見せられた場合、同じ食品でも「こっちのほうが味が良い」と感じてしまう

■ 中国のチョコレートはスイス製より味がいい?
2011/07 EurekAlert Does Chinese chocolate taste better than Swiss? Depends on when you find out
 それは時と場合しだい
 板チョコを味わっている最中は、中国製っぽいものよりスイス製だと思われるもののほうを好む
 でも、食べ終わったあとで製造国を告げられた場合は、中国製のほうに好ましさを感じるらしい

■ お菓子のパッケージに付いているキャラクタは、お子さんの味覚知覚に影響しうる
2011/03 EurekAlert Media character use on food packaging appears to influence children's taste assessment
 「人気のキャラが描かれたパッケージ」「キャラなしパッケージ」
 「健康にいいパック Healthy Bits」「甘いパック Sugar Bits」
それぞれをお子さんがたに与えてみたところ、中身が同じものであっても、
 人気のキャラが描かれたパッケージのお菓子のほうがお好き。
 「健康にいいパック Healthy Bits」のほうが好み。
 キャラ無しの「甘いパック Sugar Bits」をもらった子は、あまりおいしくなかったと判断。
 「健康にいいパック Healthy Bits」の場合は、キャラがあってもなくても味の優劣に差は出なかった。

 お菓子に好きなキャラクターがついているほうが、子供は「おいしい」と判断しがち。


●「味はペプシのほうが上なのに・・・?」

 コカ・コーラのさまざまな好意的な印象すべてがあいまって、ペプシをおいしいと感じる理性を覆した。
 なぜか?
 脳は味覚ではなく感情で、ものの価値を判断するからだ。

 〜 『買い物する脳 驚くべきニューロマーケティングの世界』 M・リンストローム


「先入観、暗示、思い込み」


 自然食品や有機栽培品に話を戻すなら、ナニゴトも良い面と悪い面があり、そこを知り尽くして判断しているなら、「印象だけで味覚や価値判断が左右されてしまう」事態は避けられる。

■ 有機栽培の根菜類なら抗酸化物質が多い、というのはガセ
2010/11 EurekAlert Organic onions, carrots and potatoes do not have higher levels of healthful antioxidants
2010/11 ABC@オーストラリア Organically-grown vegies not more nutritious
 有機栽培のたまねぎ、にんじん、じゃがいもを調べてみました

■ 自然食品は意外な砒素中毒の源であるかもしれません。
2012/02 LiveScience Arsenic Found in Organic Baby Formula, Cereal Bars
 オーガニックのベビーフードやシリアルバーにヒ素
2012/02 EurekAlert Organic foods may be an unsuspected source of dietary arsenic
 コーンシロップよりヘルシーな代替品として人気のある有機玄米シロップ、
 飲料水で許可されているレベルよりも高いヒ素の含有量が検出された
2012/02 【日本語記事】BioToday 食品中のヒ素濃度を制限する規則が早急に必要

■ 自然食品で育てられたショウジョウバエのほうが健康
2013/03 EurekAlert Fruit flies fed organic diets are healthier than flies fed nonorganic diets, study finds


 例えば、「合成着色料を使っていなければおいしい」「天然着色料は安全」などと一方的に偏って思い込んでいると、危険な天然着色料が使われていても、「これは健康的なおいしい味がする」と感激することがありえる。
 それは、まあ、ある意味、幸せなのかもしれない。
 横槍さえなければ。

 そして、今のネットは横槍が多すぎる・・・

「先入観、暗示、思い込み」

偏見の逆を行って偏見を打ち消そうとする人々

カテゴリー「偏見の研究 国際NEWS」

差別される人々は、偏見をはねのけるべく画策する

「そのステレオタイプには該当しない私です」とふるまいがちになる被差別者
偏見の心理学→ 2013/04 PSYCHOLOGICAL SCIENCE People present themselves in ways that counteract prejudices toward their group
偏見の心理学→ 2013/04 LiveScience Discriminated Groups Strategize to Avoid Prejudice

 差別的に見られている、偏見を持って扱われている、それはすなわち「**に属する人は、●●な連中に違いない」と、不当にネガティブな一緒くた扱いをされるということ。
 そんな扱いを受けてしまう「差別され側」は、「**に属する●●な連中には該当しない自分なのだ」と印象付けようと心を砕いたりする。

 「あの上司は、女に対してひどい偏見を抱えている」
 「彼は高齢者について不当に差別的な意見を持っている」
 「教授は**出身者のことを●●だと思っている」
そんな気配を感じたら・・・

「先入観、暗示、思い込み」

肥満者で実験


●「太りすぎだと自覚している学生」「そうではない学生」を集めて比較実験。

●手順その1
 ランダムにいくつかのタイプの人々について、
   ・時間を守るタイプか
   ・服装がきちんとしているか
   ・感じのよい笑顔の人だろうか
どんな印象を持っているか回答してもらった。
(実際には、イスラム教徒、ヒスパニック、肥満者、の3種について回答させた)
 つまり、各自どのくらいの偏見を持っているのかを回答してもらったわけだ。

●手順その2
 初めての人に会う場合、相手に良い第一印象を与えるには、どこに最も気をつければよいかを想像して回答してもらった。
   ・ちゃんと時間を守る
   ・きちんとした清潔な服装をする
   ・感じのよい笑顔を見せる
 ほか8項目を、重要な順に格付けしてもらった。

●「太りすぎだと自覚している学生」「そうではない学生」に、それぞれ「手順その1」と「手順その2」両方を経験してもらうのだが、経験してもらう順番によって結果が違ってくる。
 もちろん、「手順その1」を先にやったグループのほうが、「イスラム教徒、ヒスパニック、肥満者」などのステレオタイプが強く心に刻まれた状態で「手順その2」の「自分が与える第一印象」を想像することになる。

●すると、先に「偏見」を想起してから「自分が与える第一印象」を想像したグループのほうで、回答に偏見の影響が見られた。
 肥満者は、良い第一印象を作る要因として「清潔な服装」を重視した。
 太ってない学生や、先に偏見想起の手順を経なかった学生では、「ちゃんと時間を守る」ことのほうが「清潔な服装」より重要だと回答された。

「先入観、暗示、思い込み」

黒人で実験


●同様に、今度は「肥満者」と「黒人」で比較実験。

●「デブは不潔でだらしない」偏見を想起した肥満者では、やはり「清潔な服装」が良い第一印象を与える上で最も重要だと回答された。

●(反社会的に粗暴な人種だと偏見されがちな)黒人の場合は、良い第一印象を与える上で最も重要なのは「感じのよい笑顔」だと回答された。

「先入観、暗示、思い込み」

 なお、これらは、ネガティブな偏見を打破しようと、偏見を打ち消す行動をする事例。

 逆に、偏見の気配によって、その偏見を強める行動が惹起されることも多く、こちらの現象は(ステレオタイプ脅威 stereotype_threat)と称されている。
 例えば、「男はメカの操縦が上手い」と偏見されているように感じた男性は、めっちゃうまく操縦しようと、ことさらに頑張ったり。
 「女は算数が苦手」「女は操縦が苦手」と評されると、実際に算数の点数が下がったり、事故ったりする。


「ステレオタイプ脅威」の事例:
 偏見の心理学→ 「偏見で頭が悪くなる」シリーズ
  ┗ 偏見で高齢者はボケやすくなる/偏見の影響で成績が下がる

論文: Would an Obese Person Whistle Vivaldi? Targets of Prejudice Self-Present to Minimize Appearance of Specific Threats
Psychological Science
doi: 10.1177/0956797612458807
研究者代表: Rebecca Neel Arizona State University

「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」
「先入観、暗示、思い込み」


 「太った人は汗かきで不潔」的な粗雑な偏見で自分は見られてしまうんじゃないか、そんな気配を感じた肥満者は、ことさらにシュッとしたファッションを披露するべく尽力してみたり。

 「柔道関係者だから粗暴な指導をするに違いない」みたいな決めつけを感じたコーチは、ノイローゼになるほど人当たりを和らげるよう神経を配りまくるとか。

 差別の気配は、ひどい心的負担になることがある。
 差別を受けているという逆境感にさいなまれる人は、心のみならず、身体も病みやすくなるという報告もある。
 差別的に見られている、偏見を持って扱われている、と感じた人は、その不当な差別や偏見をはねのけるべく、涙ぐましくも尽力してしまうことがある。

「先入観、暗示、思い込み」


achar2例えば、ネットで、そんな差別の気配を打ち消すことができないロックトイン状態に陥ったりしたことはないか。
 「んなもん、会えば一発でその偏見ぶっとばせる」と確信していても、会えないし正体を明かせない。
 どうにもならない、解消できない「相手の中の偏見」。あらかじめの不当な決めつけ。

 「未成年の言葉なんざは、口達者耳年増なだけの中身のない屁理屈不見識に決まっている」
 「女はコーヒーが嫌いなら、紅茶が好きに決まってる」
 「高齢者は時流にうとくて察しが悪いのに面ばかり大きくて扱いづらい」
 「在宅ワーカーは家でダラダラしているだけの怠け者」
 「オタクはファッションもルックスもクソで礼儀も常識もわきまえない」
 「研究者は専門バカだし素人を上から目線でなめてかかる無礼者」

 そんな気配を感じたとき、その決めつけに当てはまらないように、自分の言動をどのようにすればいいか、細心の注意を払って何度も何度も画策をしたことはないかい。まっこう逆を強調して演じようとしたことはないかい。
 いくら言葉を尽くしても、ネット経由の不自由なやり取りだけでは相手の偏見は打ち消せない、根深い、言葉だけではどうにもならない、焦燥感に疲れ果てて、泣き寝入りするしかなかったことはないかい。

 もしくは。
 いつのまにか誰かをそんな「偏見対象の典型にならないようにあがかねば」煉獄に陥れていた、そんな心当たりを。
 お持ちですか。

 「マジョリティ」に向かって「マイノリティ」として語らないこと。
 〈語らないこと〉こそが「マイノリティ」を主体たらしめ、〈拒否されること〉が「マジョリティ」をいやがおうでも主体的立場に立たせる。

 〜鄭暎惠 ●本リンク削除『差別と共生の社会学』


「先入観、暗示、思い込み」
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